高校入試時の倍率タイプについて

大阪府公立高校の入試では、入試本番の学力テスト450点(1教科90点の5科目)と内申点450点(1教科50点の9科目)の合計900点満点で合否判定されます。

ただし高校ごとに学力テスト重視だったり、内申重視だったりと判定方法に違いがあります。
大阪府には5つの判定方法パターンがあり、それぞれのパターンによる計算方法は下記のとおりです。

倍率タイプ学力テストにかける倍率内申にかける倍率学力テスト満点内申満点合計
1.4倍0.6倍630点270点900点
1.2倍0.8倍540点360点900点
1.0倍1.0倍450点450点900点
0.8倍1.2倍360点540点900点
0.6倍1.4倍270点630点900点

東大阪近隣校では下記のように各倍率タイプを採用しています

Ⅰ:天王寺、大手前、高津、夕陽丘、布施、八尾
Ⅱ:清水谷、花園、みどり清朋、山本、八尾翠翔
Ⅲ:かわち野、日新、布施工科、布施北
Ⅳ:枚岡樟風、八尾北

各学校で採用している倍率タイプは頻繁に変わることはないですが、今年の採用情報が7月に大阪府教育委員会のHPで発表されていました。

何気なしに大阪府教育委員会のHPを見てて気づいたんですが、なんか、見慣れない倍率タイプが目に入ってきました。

倍率タイプ学力テストにかける倍率内申にかける倍率学力テスト満点内申満点合計
1.8倍0.2倍810点90点900点
1.6倍0.4倍720点180点900点
0.4倍1.6倍180点720点900点
0.2倍1.8倍90点810点900点

えらく学力テスト重視だったり、内申重視に傾いています。資料をよく読むと「大阪市立の高校は4つを加えた9タイプ」との記載があったので、東大阪の高校ばかりを見ていた私は気づかなかったようです。
ただ、Ⅵ~Ⅸのタイプを採用している学校は見当たらなかったので、今年の受験では考慮する必要はなさそうです。

将来的には文理学科を持っている「グローバルリーダーズハイスクール」あたりで超学力テスト重視の倍率タイプⅥが採用されたりするのでしょうか。。。。

この記事を書いた人

多幾山知之